主催: 日本場面緘黙研究会

場面緘黙 (ばめんかんもく) について、正しい知識と援助技術を学ぶための研修講座を開催します。今年度も昨年度に引き続きZoomを用いたオンラインにて開催いたします。多くの方のご参加をお待ちしております。

【第一部: 研究から学ぶ】場面緘黙の発話評価: 科学研究で行われてきたことを知る
松田壮一郎氏・藤間友里亜氏
  (筑波大学)
【第二部: 事例から学ぶ】場面緘黙症への介入と行動指標による効果検証
事例提供: 仁藤二郎氏
  (高井クリニック、REONカウンセリング)
コメンテーター: 奥田健次氏
  (学校法人西軽井沢学園)
  • [日時]
    ライブ配信: 2022年1218日 (日) 14:00~16:30 (申込み締切は12月17日)
    見逃し配信: 2023年2月28日まで (申込み締切は2023年1月31日)
  • [対象] 教員・保育士・支援者・研究者等を対象とします。保護者・当事者・経験者も参加可
    (ただし高校生以下の参加はご遠慮ください)
  • [参加費] 一般 3,000円 (大学生・院生 1,000円)
  • [申込み方法] 申込みフォームからお申込みください
  • [参加方法] 研修はZoomで行います。お申込みいただいた方にZoom会議室IDをお知らせします (見逃し配信はYouTubeの限定公開URLをお知らせします)。インターネット接続環境やZoomでの視聴環境をご準備ください
    (接続方法等についてのご質問には対応できませんのでご了承ください)
  • チラシを作製しましたので、周囲の先生方等にご配布頂けますようお願いいたします
    印刷用チラシ (PDF)
松田 壮一郎 氏

2010年慶應義塾大学・文学部・心理学専攻卒。
日本学術振興会特別研究員 (DC1・PD) を経て、2018年4月より筑波大学人間系助教。
自閉スペクトラ
ム症未就学児を対象とした早期発達支援、社会的刺激に対する眼球運動、対人相互作用の計測と促進、コンピュータに基づく訓練、保護者支援、応用行動分析学に興味を持つ。2016年、自閉スペクトラム症児の感情認知に関する研究にて、慶應義塾大学より博士 (心理学) の学位取得。2020年より筑波大学行動デザイン研究室を設立、研究活動を行う。
2015−2018年、日本学術振興会特別研究員 (PD) として、人工知能研究室 (筑波大学、鈴木健嗣教授) でウェアラブルデバイスやソーシャルロボットを用いた自閉スペクトラム症児の対人相互作用の計測と支援に関する研究に従事。2017年、自閉症研究センター (Center for Autism Research, Children’s Hospital of Philadelphia, Joseph P. McCleery 研究員, アメリカ・フィラデルフィア) 訪問研究員として、眼球運動の条件づけに関する研究に従事。今回の研究テーマは、藤間友里亜氏 (筑波大学博士後期課程) との共同研究である。

仁藤 二郎 氏

臨床心理士・公認心理師・専門行動療法士・保育士。
医療法人明萌会ウェルネス高井クリニックの心理士およびREONカウンセリングの代表として岐阜県を中心として相談活動を行なっている。
支援対象は、子どもから大人まで精神科領域における幅広い相談に対応している。2006年から奥田研究室に所属し、相談事例に対する応用行動分析学に基づく実践成果を学会等にて発信し続けている。子どもの相談事例としては、不登校や発達相談に次いで場面緘黙の相談が多く、今回は、相談室やクリニックにて対応している緘黙事例を複数紹介する予定である。不登校と異なり、場面緘黙の場合に客観的指標の継続的な測定が難しく、実践の効果を確認するために苦労することが多い。当日は、実践現場からのエビデンスを示すためにどのような行動指標が重要かつ測定可能なのかを検討したい。