共同実行委員長 金原洋治(かねはら小児科)
共同実行委員長 園山繁樹(西南女学院大学)

2026年3月14日・15日、西南女学院大学におきまして、日本場面緘黙研究会第1回研究大会を開催したところ、北海道から沖縄まで全国各地から約250名の皆様に参加頂き、熱気溢れる研究大会になりました。参加頂いたすべての皆様に感謝いたします。

1日目の金原の記念講演は、「場面緘黙の医療現場での支援―現状と課題」というテーマでしたが、多くの小児科医の皆様に参加頂き、演者が企図した医療分野での支援の充実が期待できることを感じました。研究発表は、教育、医療、療育、支援者などの様々な分野から8演題の発表がありました、全国各地の様々な分野で場面緘黙の臨床や研究が真摯に取り組まれていることに大変心強く思いました。質疑応答は、他の学会以上に活発で、当事者やご家族からの質問やご意見も多くありました。場面緘黙の人達の気持ちを直接聞くことができない支援者にとって、今後の教育や保育、臨床や研究実践に大きなインパクトを与えたと思います。

2日目の、理事会企画シンポジウム「場面緘黙のための行動分析学実践」は、奥田道場での実践をライブ感覚で体験しました。行動分析学の奥の深さや介入の基本の重要性を学ぶことができたと思います。午後は2つの教育講演がありました。角田圭子氏には、アセスメント、初回面接の進め方、発話を増やすための具体的な支援法を多くの資料を用いて丁寧に講演して頂きました。園山の講演は、4つの支援領域に分け、自著を引用した基本的な支援と新たな支援のアイデアについての講演でした。2つの教育講演は、日々の現場での支援に役立つ実践的な講演でした。

今回の研究大会は、我が国の場面緘黙の臨床や研究の新たな一歩を踏み出す研究大会になったと確信しました。この素晴らしい研究大会の実行委員長を務めることができたことを、とても嬉しく思っております。

本研究大会開催にあたり、多くの協賛団体様や後援団体様にご支援頂きました。西南女学院大学様には当日の会場を無料で提供頂き、保健福祉学部福祉学科の先生方や学生さんには、丁寧で行き届きた配慮で運営して頂きました。

むすびに、ご協力ご支援頂いたすべての皆様に熱く御礼申し上げ、実行委員を代表してのお礼のご挨拶とさせて頂きます。有難うございました。